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2024年7月11日、新規事業開発に特化した出会いのマッチングプラットフォームSpreadyの主催セミナーが、リアルイベントにて大阪で開催されました。
今回のセミナーでは、パナソニック ホールディングス株式会社にて、新規事業開発に取り組む宮島氏と、株式会社bridge代表の大長がゲスト登壇し、「新規事業開発が生まれやすい組織とは?」「そんな組織をつくるために今すべきことは?」といったテーマについて、参加者の皆様と一緒に紐解いていきました。
新規事業に熱心に取り組んでいる企業が増加傾向にある昨今ですが、bridgeが従業員規模300名以上の組織の新規事業開発担当者300名に調査をしたところ(詳細はこちら)、7割の方々が成果を実感できていないという回答をされており、成果を実感できていない要因について興味がわき、組織づくりの伴走を5年間取り組んできました。
新規事業に求められる10の観点は「リーダーシップ」、「組織の自走」、「プロセスの自走」の領域に分類されます。3つの領域の中にある10の観点に点数をつけていくことで組織の課題発見を行うことができます。また、その採点結果をもとに社内で議論することで課題解決に繋げることができます。
参加者の皆様も、パナソニック ホールディングス株式会社で実践した新規事業開発における「組織診断」を体験しました。
皆様の企業での課題、それに対して他社様ではこんなことが行われている、といった意見交換の場となりました。
あるべき姿と現状のギャップはどういった課題が生じているのか
この観点では評価マネジメントの項目が圧倒的に低い結果となりました。このような結果になってしまっている原因は評価制度が既存の評価項目と同様であるためです。この対策として新規事業のKPIを立てて評価を試みましたが、KPI自体が変わるため難しさを感じています。
方針や目標の結果に関して経営陣、マネージャーの方々では数値が高いがメンバーの方々では数値が低いという結果になりました。この原因はトップからの発信はあるのですが、それを正しくメンバーが落とし込めていないためだと推測しています。
この対策はトップから来る目標や方針をそのまま伝えるのではなく、メンバーに翻訳して伝える必要があると感じています。また、方針や目標を作る際も「5年で10億の事業を作る」、「3年で黒字化」等明確な目標を設定し、事業の進捗を社員全員が理解できるようにする必要があると感じました。
新規事業についての悩みとその解決方法を、パナソニック株式会社様の事例をご紹介いただきながら、40社の会社様と理解を深めることができたイベントになりました。
Spready主催セミナーでは、今後もシリーズ毎に、皆様のお役に立てる情報を共有するリアルイベントが開催されます。ぜひご参加ください。
また、bridgeでは「新規事業を創る組織」への道筋を描く「新規事業の自走度診断ワークショップ」を実施しています。
本ワークショップでは、現状の組織の状態を可視化し、自社にとってキーになるアクションを特定するためのワークショップです。
実施内容
・「新規事業を生む組織の10の観点」に基づく現状評価
・3年後のゴール設定と、キードライバーの設定
・ゴール実現のための施策案、活動案の立案
こんな組織におすすめ
・組織内で新規事業活動を活性化させたいが何から取り組むべきか悩んでいる。
・社内公募などを実施しているが、事業化にすすまない。
・経営陣も交えて、自社の新規事業における課題を整理したい。
ぜひご参加ください!