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「世界で戦う、そして愉しむ」

株式会社bridge 参考画像

本年よりbridgeに参画しました、鈴木郁斗です。

航空宇宙業界のメカニカルエンジニアを経て2009年に米国で起業し、特にキャリアデザイン、人材・組織開発に主軸をおいたイノベーション支援、海外事業開発支援に従事しながら、日本・アメリカ・アジアで仕事をしています。

会社経営者としての役割の傍らで、起業家/教育者/ファシリテータとしてお声がけいただくことが増え、多分野他業種の企業・人と出会い、共創活動に従事できることに強いやりがいを感じながら仕事をしています。

bridgeでは、特に海外におけるサービスデザインやイノベーション活動を支援してきた経験、そして自分自身がこれまで数十の事業を立ち上げて何度も失敗してきた中で学んだ法則やセオリーを活かし、実践から得た体験を提供できるプロジェクトアクセラレーターとして皆様のお役に立てればと思っております。

ところで、これまで多くの日本企業が掲げる「グローバル」「イノベーション」の課題に対して、イノベーション研修や新規事業開発プロジェクトという形でアメリカ・アジアの各都市で、支援してきた中で、海外でのイノベーション活動を行うことに大きな可能性と意義を感じています。その理由は大きく3つあります。

1.日本企業にとって海外はイノベーションの可能性の宝庫である

2.日本人の高い感性は海外で大きな武器になる

3.視野が広がり視座が高まる

 

1.日本企業にとって海外はイノベーションの可能性の宝庫である

あらゆる分野で完璧に提供されることが当たり前である日本のサービスレベルは世界でも最高峰であり、海外企業から見ても、日本は最も難しいマーケットであるとも言われています。

そんな日本からひとたび海外に出てみると、欧米の先進国でさえも日本ほどにサービスレベルが徹底されていないことに気づきます。そこには満たされていない課題に溢れ、その満たされていない課題こそが、イノベーションの源泉になります。

満たされていることが当たり前の日本を出て、新鮮な目で海外の生活や文化に触れることで、日本と海外のギャップを知り、そこから多くのイノベーションのヒントを得ることができるのです。

2.日本人の高い感性は海外で大きな武器になる

国際競争力の文脈で、日本企業/人の決断の遅さや神経質な気質による効率の悪さが指摘されることが多いですが、一方で「空気を読む力」、「文脈理解力」、「共感力」といった日本人が持つ感性が、日本企業/日本人が世界に対して大きな優位性を持つ要素であることを強く感じます。イノベーション活動の前段であり最も重要視されるべき、共感・洞察のフェーズにおいてこの特性は特に優位なものになります。言葉や文化が違っても、人間が嬉しいと思うこと、悲しいと思うことは本質的に同じ。日頃から他人の気持ちを読む文化の中で育った私たちが持つ高い感性を大いに発揮できるフィールドが海外にあるのです。

3.視野が広がり視座が高まる

ひとたび世界に出てみると、普段自分たちが過ごしていた世界はとても狭く、その狭い世界の中で形成された考え方、固定観念が実に小さく偏ったものであったということに気づきます。海外での活動で視野を広げ、視座を高めることで、大局観や物事を抽象化するイノベーターに求められる能力が一気に高まります。

世の中では、多くの場合イノベーションは「国や組織の経済力」「国際競争力」の文脈で、強い危機感を含んだニュアンスで語られることが多いですが、「愉しむ」というスタンスで、世界感を広げるイノベーターを増やしていきたい。そんな想いを持ちつつ、お客様のプロジェクト支援に尽力していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいします!

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