CASE STUDY
2023年1月、静岡大学はスタートアップエコシステム形成支援プログラムの一環として、学生コミュニティ「Tongali(トンガリ)しずはま起業部」を立ち上げました。
自分のアイデアで起業したい・具体的なプランは無いが起業に興味がある・意識の高い仲間と出会いたいという、静岡・浜松近郊の学生を募集対象に、初となるミートアップイベントを行い、当日は20名以上の学生が参加しました。
bridgeは、本イベントの企画運営を担当しました。
「起業という選択をした若者のこれまでと、これから」をテーマに、25歳以下の起業家3名が登壇。学生時代の経験や、普通の学生だった彼らが自身の想いを起点に起業に至る経緯、彼らの描く未来について等身大の目線で語っていただきました。
樽本 理子さん(2021年早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に150名規模の学生を束ねて授業運営や学生起業家向けビジネスコミュニティの立ち上げなどを行い、現在は月齢フォトサービス「べびしゃ」で起業準備中)は、サービスを立ち上げた背景や、一度社会人になってから起業することへの想いをお話しされました。
山内 萌斗さん(静岡大学情報学部行動情報学科2年次休学中。東京大学起業家育成プログラム「EGDE-NEXT2018年度」シリコンバレー研修選抜メンバーで、在学中に「社会課題解決の敷居を極限まで下げる」ため、株式会社Gabを創業)は、起業家育成プログラムで出会った人々から得た刺激や、SNSを活用したマーケティングの実践例を紹介されました。
久保 駿貴さん(岡山大学大学院社会文化科学研究科国際社会専攻在学。大学4年次に友人の就職活動をきっかけに最終面接まで進んだ学生を企業間で推薦し採用もできるスカウト型サービスABABAを起業。同サービスで経済産業大臣賞を受賞。)は、サービスを立ち上げるきっかけになった、就職で悩んでいた友人のストーリーや、今後のビジネス展開などをお話しされました。
参加者は熱心に耳を傾けていました。質疑応答も盛り上がり、等身大の回答が「僕もできるかも」「一歩踏み出そう」という後押しになり、学びになったようでした。
「もし自分が起業家になったら?」をテーマに、起業家になったら挑戦してみたいことを考え、参加者同士の対話を通じて、その想いの深掘りや仲間との共創の輪を広げていきます。
現在やりたいことやビジネスアイデアがない人も、他の参加者や3名の登壇ゲストのサポートを受けながら、ワークショップを通じて自分の中に眠る起業の種を見つけていきました。
班ごとに、自分の意見を発表し、相互にフィードバックを行います。ブラッシュアップされた自身のやりたいことを、「起業の花シート」に記入。最後は「夢の木」に、花シートを貼り付け、数人に発表してもらいました。
今回は、しずはま起業部を立ち上げて初めてとなるミートアップ会でしたが、新しい仲間と出会い、夢を語り合う温かい空間となりました。
本イベントを皮切りに、今後はよりコミュニティを活性化していきます。静岡・浜松から学生たちの起業を盛り上げていくため、bridgeも運営をサポートさせていただき、勉強会や交流会を定期的に実施していきます。
・静岡新聞『若手起業家「自分軸 ぶらさずに」 学生に語る 浜松市中区でイベント』
https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/1181855.html
・中日新聞『大学生が起業へ意見交換 浜松で「Tongaliしずはま起業部ミートアップ」』
https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/55150/